イマサラ聞けない携帯乞食のイロハ(契約トラブルシュート編)
各種マスメディアでも報じられている通り、MNP(携帯番号ポータビリティ)制度を利用した、所謂携帯キャリアの乗り換えで格安に携帯を購入することができる環境となっています。携帯乞食と呼ばれる、短いスパンでMNPを繰り返し、多額のキャッシュバックと携帯端末を手に入れる人々もいるようです。
これまでイマサラ聞けないシリーズでは、いわゆる携帯乞食たちの方法論について解説してきました。
今回は、数多くの契約をこなすにあたって、どうしても避けられない契約トラブルへの対処法を紹介していきたいと思います。
お約束になりますが、掲載情報は執筆時点におけるものです。正確なものとなるようしていますが、あくまで自己責任でお願いします。また、MNPは用法用量を守って正しくほどほどに。
契約トラブル
ご存じの通り、携帯電話の契約にはさまざまなルールがあります。本人確認書類や支払い手段の提示など、なれないとうっかり書類を忘れてしまうといったケアレスミスもよく起きます。
また、契約時にどのようなプランに加入するかも選択しなければなりません。今では通話基本プランは一本化されましたが、以前では通話単価や無料通話がいくらつくかで基本プランが多様にありました。
読者の皆様が飛びつくようないわゆる特価案件には、所定の契約条件を満たすことが求められるケースがほとんどです。条件を一部満たせない場合、割引額が変更になるばかりか、契約自体ができないことがあります。
このように色々と面倒なことが起きやすいことも事実です。携帯契約時や、契約後のトラブルなど、対処の指針をまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。
開通しない
キャリア各社では、契約時にさまざまなルールが存在します。
代表的なものは90日ルールと呼ばれるもので、前回開通から90日以内に3回線目を契約できない、というルールです。
ひどいケースになると、短期解約が原因で契約できないことがあります。俗にブラックリスト入りと言われているようです。
一定期間経過後、ブラックリストは解除されるとのことがあるようですが、ブラックにならないような回線運用を心がけたいものです。
最近では、docomoの契約基準変更に伴い、開通が難しくなっています。
近年主流となっている複数台セットを前提とした特価施策などの場合、1回線目は開通しても2回線目が開通しない、といったケースも発生してきます。
このような場合、販売店との交渉で1台のみで条件を調整してもらうか、開通した1台目をキャンセルして出直すかのいずれかとなります。
MNPキャンセルについては、過去にまとめた記事を参照してください。少々古い内容となりますので、もしこのようなことになったときには必ずキャリアサポートまでお問い合わせください。
開通後、意図しないプランやオプションになっていた
あまりないと思われがちですが、まれにあるのがこのケース。
契約時に、プランやオプションについては説明がなされます。基本的にはこのとき合意した通りに登録が行われることになります。
基本的にはオーソドックスな、基本プラン+net系基本料+パケットプランに指定オプションを加えた形での契約がほとんどになりますので、あまりミスは起きることがないでしょう。
しかしたまに、説明を受けていたオプションやプランと違う契約になっていることがあります。
このような場合、まずキャリアサポートにて事実確認を行うことが重要です。現状の把握と、なにをすべきであるかを確認しましょう。月内であれば、キャリアサポートでの遡及適用が可能なこともありますので、まずは電話してみましょう。
キャリアサポートでの対応ができなかった場合や、指示があった場合、販売店に問い合わせることになります。契約時の控えに店名が載っていますが、どこで買ったのかは何かしらの形でわかるようにしておくとよいでしょう。
月をまたいでの遡及適用など、キャリアサポートでは対応できない場合には、販売店とキャリアでの折衝により対応という形になる場合になります。いずれにせよ、顧客サイドでできることはほとんどありません。しっかり対応してもらいましょう。
言うまでもありませんが、販売店側で加入を求められた所謂コンテンツについては、販売店へ問い合わせとなります。キャリアに問い合わせてもどうにもなりませんので注意が必要です。
まとめ
契約担当の店員、キャリア側の担当者を含め、人間が関与している以上、ミスや不手際は必ず起きてきます。
重要なことは、ミスや不都合に早めに気づくこと、気づいたときにすぐに対応することの二点だと思います。オプションサービスの整理といったタイミングで、キャリアショップに赴き、プランや契約状況の確認をするのも一つの手段なのではないでしょうか。
契約時控えや手続き時の控えなど、書面にて契約変更を示す書類については、このようなトラブル時に有力なツールとなります。一定期間が経過するまでは破棄しないほうがよいでしょう。
また、残念ながら満足のいく結果とならないこともあります。キャリアサポートとはいえ、担当者によって対応品質が異なることが多いのが、残念ながら現状です。かけ直したり、上席に確認してもらったりすることで回答が変わることもあります。最後の手段として覚えておいてもいいかもしれません。
いずれにせよ、最初から喧嘩腰でいくことは得策ではありません。理性的に対応しましょう。
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