真空管ヘッドホンアンプ XDuoo TA-02を試してみた

秋の夜長、音楽に読書に、充実した時間を過ごされる方も多いのではないでしょうか。

音楽やアニメを数倍楽しめる、そんなアイテムの紹介です。

ヘッドホンアンプ

ヘッドホンを使って、PCで音楽を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、PCから直出しの音では、迫力が足りないと感じる人もいるでしょう。

そこでオススメなのが、ヘッドホンアンプです。

その名の通り、PCから出力された音の信号を増幅してくれる装置です。これを使うことで、物足りなかった音もかなり違ってきます。

とはいえ、オーディオの世界ともあってか、高価な品はとことん高価になってきます。そこで今回、お手頃なお値段で手に入るヘッドホンアンプを試してみました。

真空管アンプ

今回入手したxDuoo TA-02は、アンプ回路に真空管を2つ用いています。

真空管といえば、計算機の分野ではトランジスタに淘汰されて久しいですが、その独特の音からオーディオの世界では根強く愛されています。

そんな真空管が2本も使用されていて、お値段は1万円を切るというコストパフォーマンスの良さが、このTA-02の醍醐味とも言えるでしょう。

さっそく開封してみましょう。

まず最初に、命とも言える真空管が2本、ウレタンによって厳重に梱包されています。

本体を取り出した様子です。真空管スペースが二本分用意されています。

真空管をセットした状態です。表面は左から、スイッチ、ヘッドホン端子、ボリュームとなっています。

ヘッドホン端子は、近年スタンダードとなっているステレオミニプラグではなく、大型の端子となっています。対応していない方は、変換コネクタなどを用意しましょう。

裏面は、左から入力端子と電源端子となっています。

入力はRCA端子となっており、ステレオミニプラグからの出力には変換ケーブルが必要です。ない方は用意しましょう。

電源は12V給電となっています。ACアダプタが付属していますので、付属品を利用しましょう。

接続例

今回は、ハイレゾ出力に対応しているということで、スマートフォンから出力して出力することにしました。

接続方法は以下の通りです。

ステレオミニプラグから、RCA端子への変換ケーブルを噛ませることによってTA-02へ接続しています。

なお、ふだんはPCのヘッドホン出力に接続して、PC用ヘッドホンアンプとして利用しています。

聞いてみて

ヘッドホン使用時には、ポータブルプレイヤーでは音量が不足気味になりがちですが、アンプを通すことでかなり音量が上がります。

また、中音域の響きがパワーアップされたように感じます。

ギター弾き語りやクラシックといった曲では、その違いが際立ちます。

ヘッドホンアンプとしての機能は申し分ないと言っていいと思います。

ただ、真空管自体の仕様なのか、無音時のホワイトノイズが若干気になります。

また、真空管が露出している構造であるため、持ち運びには向きません。12V給電が必要となりますので、持ち運び自体かなり難しいですが……

なにより、実売8,000円台という低価格で真空管サウンドが楽しめる点は、とても魅力的だと思います。

少しでも気になるという方は、チャレンジしてみることをオススメします。