携帯代理店減益へ 新ガイドラインを受け
梅雨が近くなり、蒸し暑く感じることも多くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
携帯業界も季節の変わり目が訪れているようです。
携帯電話を実際に販売する代理店各社の決算が発表されましたが、雲行きはかなり怪しいようです。
携帯販売のティーガイア、3月期は過去最高益 今期は実質0円規制で大幅減収減益へ
携帯電話販売大手のティーガイアが18日発表した2016年3月期決算は、スマートフォン用アクセサリーの販売が好調だったことやスマートフォンの販売割合が上昇したことで、営業利益が前年同期比9.5%増の156億円、最終利益も22.6%増の94億円と、いずれも過去最高だった。売上高はiPhone6sの販売台数が目標を下回ったことなどから、3.4%減の6200億円だった。
一方、実質0円の見直しを求める総務省のガイドラインや、今月21日施行の改正電気通信事業法で契約時の書面交付が義務付けられることで、販売台数の減少や販売業務の煩雑化が予想されるため、今期(17年3月期)予想は、売上高で同0.7%減の6160億円、営業利益で同4.3%減の150億円と減収減益を見込んでいる。
http://www.sankei.com/economy/news/160518/ecn1605180052-n1.html
携帯代理店大手のティーガイアでは、アクセサリー販売の好調により増益となったものの、iPhone 6Sの販売不調により売り上げ減少となっています。
今期以降は、ガイドラインの影響により、販売台数の減少や減益を見込んでいます。
また、ノジマ系列のITXも、16年3月期は減収減益となっており、業界環境の厳しさが伺えます。(決算資料)
しかし、販売力の向上を見込み、今期は増収増益を見込んでいます。
ノジマ系列では、店員のコンサル力を重視しており、携帯各社が進める、キャリアショップを軸とした多角化を利用する形での、収益拡大を目論んでいるものと思われます。
ガイドライン導入以降、厳しさを増す販売環境ですが、従業員の雇用に悪影響が出ないことを祈るばかりです。
今後の状況を引き続き注視して参りたいとおもいます。
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