au ID統合に関する雑記
auのサービスを120%活用するために、au IDは不可欠なものです。
そんなau IDですが、2つのIDをひとつに統合することができます。複数回線を使いこなす超越者のみなさんにとってはうれしいサービスですね。
しかしいいことずくめのID統合ですが、注意しなければならない落とし穴がいくつかあるようです。今日はそんなお話。
au IDの統合とau wallet
au walletは、au IDと紐付いて使えるプリペイド型電子マネーです。
そんなau walletですが、au IDを統合し、紐付いていたau IDが消滅してしまうとどうなってしまうのでしょうか。
答えは、すでにチャージされていた分は有効期限まで利用可能だが、au walletとしての特典サービスは受けられない、ということです。
2015年春施策とau ID統合
2015年春現在、MNP転入者向けに、au walletに1万円をチャージしてキャッシュバックとする施策が行われています。
この施策を受けたい場合にau IDを統合すると、統合元回線のau walletでauサービスが受けられない状態となるため、キャンペーンの対象外になる可能性が高いとのことです。
あくまで、開通回線とau walletが対になっている必要があるそうで、詳細はケースバイケースかと思われるため、157に確認したほうが良さそうです。
au IDの統合ができないケース
au IDの統合は、基本的に同一契約者の回線間で可能となります。
しかし、同一名義であっても統合できないケースが存在するようです。
今回遭遇したケースは、以下の二つです。
1)誤登録により、契約者フリガナが異なった
同日開通した回線Aと回線Bの契約者フリガナが異なったため、ID統合ができなかった。
2)一方の回線に利用者登録がされていた
同日開通した回線Aと回線Bのうち、一方に利用者登録がなされており、ID統合ができなかった。
この場合、ショップ端末の場合はエラーメッセージが表示されID登録ができない模様です。
au IDの統合後再分離
本来なら、ショップ端末での登録時にエラーメッセージが表示されて統合できないケースでも、稀に統合処理がされてしまうケースがあります。
auのシステム上、回線関係の登録処理は日付をまたぐ際にまとめて処理されることとなっています。しかし、本来であれば統合できない処理の場合には、まとめて処理される段階でエラーとなり、一度統合されたIDが再分離となるようです。
この際、au IDの統合自体がキャンセルされるわけではなく、au IDが一度統合されて再分離という流れとなるため、統合元のIDは、統合先のID+日付というものに変更になります。
今回の件で、auのシステム仕様や処理の流れといったもの片鱗を見たような気がします。docomoやsoftbankでは、アラジンやジニーといったリアルタイムシステムが導入されています。それとは処理が異なるため、一日の間に複数回の機種変更を行うなど、複雑な手続きを行う際には注意が必要です。
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